飯盛神社
歴史や文化が、そして自然が融合した福岡を代表する観光スポットです。

飯盛神社の見どころ

・南北朝時代の「石造狛犬」
・農作の豊凶を占う「かゆ占」
・武士が馬に乗って、矢を射る武道の一種である「流鏑馬」
・知恵の水
・ユニーク「厄落とし」etc.

**他見どころ満載!

お時間の許す限り、お付き合い頂いたら幸いです。



飯盛神社の御祭神と文化財

誉田別命(ほむだわけのみこと)
第15代、応神天皇。



八幡大神とも呼ばれ、国家鎮護・戦勝・弓矢の神として
源氏一門の氏神として、武家から崇敬されました。

伊弉冉命(いざなみのみこと)

多くの神々を生み落としたことから
子宝や安産祈願の神として信仰されています。

玉依姫命(たまよりひめのみこと)

美しさを守護する女神で
縁結びや安産、育児、学業、長寿などのご利益

御祭神が祀られております。

福岡市西区にある飯盛神社は
標高382.4mの飯盛山の麓に、鎮座する神社です。

創建は貞観元年(859年)
1100年以上の歴史を持つ由緒ある神社で

56代清和天皇の勅命によって
上宮・中宮・下宮を建立したとされています。

建物のほとんどが、度重なる戦火の影響を受けたため
本殿は、慶安3年(1650年)に再建。



江戸時代中後期の天明6年(1786年)に大改修されました。

龍の彫刻が見事な「本殿」     福岡市の有形文化財

南北朝時代の「石造狛犬」     県指定有形文化財

「古文献」            市指定有形文化財

それぞれ指定されています。

       
        

飯盛神社の本殿

流造(ながれづくり)という
屋根が一直線に伸びた美しい形をしています。


向拝(こうばい)と呼ばれる屋根付きの階段部分には
中国の影響を受けた水引虹梁(みずひきこうりょう)や
象鼻(ぞうび)と呼ばれる装飾が施されており


本殿の彫刻は、動植物、波、龍などを繊細に表現。


特に本蟇股(ほんかえるまた)と呼ばれる彫刻は
四季の花や果物、鳥や獣などをモチーフにしており
自然の豊かさや生命力を象徴しています。

  ・天明六年(1786)に建てられた歴史ある建物。





・福岡や博多の大工や彫工の氏名も残されており
 当時の工匠の技術を知ることができます。



  • 平成22・23年度には、初めて本格的な修理が行われました。

飯盛神社のユニークな祭りと伝統行事!

飯盛神社の粥占って聞いたことある?

粥占とは?

農作物の豊凶を占う、小正月の伝統行事。


859年の創建時から続く神事です。


飯盛神社の重要な行事の一つで
神様に感謝を伝え、その年の豊作を祈願します。

粥炊きは
2月14日の夜から15日の早朝にかけて
 粥元と呼ばれる、4軒の世襲の家が、行うとの事。

粥元(かゆもと)は
白直垂(しろひたたれ)に、風折烏帽子(かぜおりえぼし)をかぶり
大杓子(だいじゃくし)で間断なく粥を、まぜ続けるのです。

出来上がったら、2月15日に神前に供えます。

半月後の粥開きは
3月1日の早朝に行われ、神前に供えられていた粥鉢を下ろし

粥別は、かびの長さや色合いで今年の豊凶を
占うというユニークさは興味深いですね。

門外不出

**占いの方法は秘伝で
  かゆ元しか知らないそうです。**

粥占の見どころ

粥炊きは、2月14~15日にかけて行う
粥元と呼ばれる4軒の家が代々受け継いでいます。

3月1日の粥開きは、神前に供えられた粥を下ろし
カビの状態によって吉凶を占う様子を見学で出来ます。

粥別に、かびの長さや色合いで
毛付・みのり・水・風、虫の状態を判定。


結果発表、粥占の結果が紙に書かれ、拝殿前に掲示されます。

飯盛神社の粥占は、日本の伝統文化を体感できる貴重な機会です。

ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

飯盛神社の餅踏みってな~に?

餅踏」(もちふみ)は
満1歳の赤ちゃんが
餅を踏むことで「地に足をつけて、一生を歩んでいけるように」



また「一生を歩ききる、強い足腰になりますように」という
願いを込めて、行われています。

「餅踏み」のやり方は、地域によって異なりますが
わらじや草履を履かせたり、素足で踏ませたり
祝い歌を歌いながら、踏ませたりするそうですよ。

飯盛神社では
祈願後に、神楽殿に移動して、餅踏みを行います。



最初にわらじを履いたまま「あんよが、じょうず」の掛け声で
お餅の周りを右回り、左回りに回った後

巫女さんに草鞋(ぞうり)を履かせてもらって
「ヨイショ! ヨイショ!」とかけ声をかけながら、餅踏みをします。

飯盛神社では
お餅も草鞋も着物も、すべて用意してもらえるので
手ぶらで、行くことができると言うのは、嬉しいことですね。

「餅踏み」は、赤ちゃんの成長を祝う行事の一つで
その由来は、地域によって異なりますが
一般的には、以下のような説が伝えられて来ました。

餅踏み」は、一升餅とも呼ばれ
一升分のお米から作られた、丸い餅を使います。

「一升」と「一生」をかけて
「一生、食べ物に困らないように」という願いと


丸い形から、「一生、丸く長生き、できるように」
という意味も込められています。

「餅踏み」は、赤ちゃんが「一升餅」を踏むことで
神様との結びつきを、強めるという意味もあるのです。

その後、豊作や将来の円満を願い、鏡開きが行われ、餅を切って食べます。

以上のように、餅踏みは、赤ちゃんの健やかな成長と
幸せな一生を願う、日本の伝統的なお祝いなのです。

風止まつり(赤ちゃんの土俵入り?)

風止(かざとめ)まつり

赤ちゃんの土俵入りは
日本の伝統的な神事の一つで
子どもの健康や成長を祈願するものです。

飯盛神社では、毎年9月に、この神事が行われており
2023年は、9月10日に開催されました。

参加したのは、満1歳の赤ちゃん達で
ねじり鉢巻と、鮮やかな化粧まわしを着けて
地元の力士に抱えられて、土俵に上がります。

土俵を通して、土の神様から健康に過ごせる力を授かり
立春から210日過ぎた頃が、台風の多い時期



「風神に負けない元気な子に育ってほしい」
との願いが、込められていると言うことです。

赤ちゃんの土俵入りは
午前9時から正午まで開催され
受け付けは、当日午前8時から開始されます。

参加費は3000円で、ねじり鉢巻と化粧まわしは
神社から貸し出されます。

赤ちゃんの土俵入りは、親子の絆を深めるだけでなく
子どもの健康や幸せを願う素敵な神事です。

飯盛神社では、毎年多くの赤ちゃんが
この神事に参加しています。

もし興味があれば、ぜひ来年の赤ちゃんの
土俵入りに挑戦しては、いかがですか?

くわしくは、飯盛神社のホームページで詳細を確認できます。

見逃せない勇壮 流鏑馬神事の魅力!


流鏑馬神事」は
伝統行事で、五穀豊穣・武運長久
無病息災を祈って、400年継承されて来ました。

直垂(ひたたれ)姿の武者が
疾走する馬上から弓を射ます。

この行事は、飯盛神社、伝来の元亀4年(1573)の
古文書にも見られ、近世地誌類(きんせいちしるい)にも
記されており、天保9年(1838)の伝書も残されているのです。

射手については、元来、氏子中(うじこじゅう)の
騎射(きしゃ)を業(なりわい)をとする家が行い
現在も射手の中心となる家は、数代にわたり流鏑馬を継承しております。


また神馬(しんめ)は
持ち回りの当番村から、選ばれていましたが



現在は、騎馬としては、使用されておりませんが
氏子中から、神馬が出されて、おります。

**氏子中(うじこじゅう)とは
 同じ氏神をまつる人々・氏子の仲間・氏子一同を指します。

還暦の祝・鎧着初めの儀とは?

60歳という節目を迎えた、男性にとって
人生の新たなスタートを切る機会となるのが
還暦の祝い」ですね。

還暦の祝いには、「赤いちゃんちゃんこ」を着て
お祝いを受けるという風習がありますが

飯盛神社では
もっと武士らしい、ユニークな還暦の祝い方があるのですよ。

それが、「鎧着初めの儀」(よろいきぞめのぎ)です。

「鎧着初めの儀」とは
古式の武家の儀式にのっとって
60歳の男性が鎧を身にまとって、還暦を祝う儀式です

かつては、武家の男子が元服を迎える頃
武士の身分を継ぐ際に行われていました。

飯盛神社の「鎧着初めの儀」では、人生の新たなる節目として
人生の出で立ちを勇ましく、出陣することを願って行われています。

毎年4月29日に開催され
参加者は、神社で本物の鎧を借りることができますが
自分で用意した鎧を着ることもできるのです。

鎧を着た参加者は
神前にて神職による祝詞奏上を受け、大願成就の祈りを捧げます。

その後、鎧姿で境内を練り歩き、参拝者からの祝福を受けるのです。

鎧着初めの儀は、60歳の男性にとって
人生の再出発を、意味する大切な儀式なのです。

飯盛神社の「鎧着初めの儀」に参加すると
武士の気概を身につけ、人生の後半戦に向けて
元気に活躍できると言われています。

「鎧着初めの儀に興味のある方は、飯盛神社の[公式サイト]をご覧ください。

飯盛神社の見どころ!

瓦経とは?

「瓦経」(かわらぎょう)とは

平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて
西日本を中心に作られた経典の一種です。

平安時代末期
釈迦の教えしか通じない末法の世が
やってくると不安が広がり

弥勒菩薩(みろくぼさつ)が再来する
迦入滅後56億7000万年後まで、経文などを伝えようと
経塚(きょうづか)が作られました。

瓦経の特徴

  • 平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて西日本を中心に作られた
  • 方形や長方形の粘土板に経文を刻んで焼き固めたもの
  • 弥勒菩薩の再来まで経文を伝えようと経塚に埋められた
  • 福岡市では飯盛山出土瓦経が文化財に指定されています。

宋風狛犬は何が違うの?


「狛犬」とは
神社・寺院の入り口や本殿・本堂の正面に
左右に一対で置かれている獣の像のことです。

古代インドやエジプトで
守護獣として獅子(ライオン)の像を
置いたのが起源と言われています。

その後、中国や朝鮮半島を経て日本に伝わり
高麗(こま)の犬と、呼ばれるようになりました。

「狛犬」は、邪気を払って神前を守る役割を果たし
仏教では、人生の始まりと終わりを表す
阿吽(あうん)の呼吸を象徴しています。

また様々な形や様式がありますが、
石造狛犬は、子持ち毬取り獅子(いがどりしし)の姿で
これは、中国宋時代の影響が強く見られるものです。

子持ち毬取り獅子とは、獅子が子供を抱いて毬(たま)を
取る姿を表したもので、子孫繁栄や幸福を願う意味があります。

宋時代には
貴族や富裕層の象徴として重視され
獅子の像や絵が多く作られました。

獅子のたてがみや毛並みが細かく表現されており、
力強さと優雅さを兼ね備えていて



歴史や文化を伝える貴重な遺産として
大切に保存されています。

福岡のパワースポット「飯盛文殊堂」


この神社には、古くから信仰されてきた
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)を祀(まつ)る
「文殊堂」があり、知恵のスポットとして、注目を集めております。

「飯盛文殊堂」
鎌倉時代には、真言律宗の中心として
栄えた神宮寺真教院の跡地にあり

戦乱で焼失した真教院は、文殊堂のみが残ったため
現在は、文殊堂のみが飯盛神社の境内にあります。

この「文殊堂」だけが残ったと言うことは、仏様が
後世の私達に、その存在を残したかったのかも知れませんね!


堂内には、鎌倉時代の文殊菩薩もんじゅぼさつぞうが安置されています。

この像は、仏師堪幸の作で、1333年に造り始め
その後、漆塗りされたことが胎内に記されています。

文殊菩薩は、智慧の仏として知られていて
そのため、文殊堂を参拝すると、
知恵や学問の向上のご利益があると、信じられております。

賢くなる?「知恵の水」


「文殊堂」の横には、受験生や学生などが、水を汲みに訪れる
「知恵の水」が湧き出ており、これ水を飲むと
知恵や学問の向上の、ご利益があると言われています。

飯盛文殊堂は、知恵のパワースポットとして
多くの人々に親しまれている、場所なんですよ。

**人生の選択について

私たちは、人生の中で、何度も何度も選択に迫られます。
どちらの道を選んでも、迷いや後悔は避けられません。

そんな時、私たちは、神様にお願いします。

神様は、私たちの心の拠り所なのです。

神様にお願いする事で
私たちは、自分の心に正直になり
答えを見つける事ができます。

神様にお願いする時は、自分の心から出た言葉で、話しかけましょう。

**・人生の選択について

選択するという事は、必ずリスクを背負うと言うことです。

どんな道を選んでも、心に傷を負う事もあるでしょう。

でも、傷つくことを恐れて
一歩も踏み出さないのでは、何も変わりません。

傷ついても、それを力に変えて、前に進むしかないのです。

何十年後か、あの時、悩み、苦しんだ事も
笑顔で思い出せるように、今を生きましょう。

良縁伝説「梛の木」とは?

           中央にある植物が「梛(なぎ)」の葉

本殿、横には樹齢350年の「梛(なぎ)」の御神木があり
葉を持ち帰ると良縁が得られるとの言い伝えが・・・。

「梛」は
古来より、神が宿る縁起の良い植物として、大切にされて来ました。

その理由は梛の葉は、裂けにくいことから
「縁が切れない」また幸せを招くアイテム「邪気払い」の
お守りとして、近年注目を浴びています。

養老の大楠


大楠」は
日本の広葉樹の中でも、最も巨大で
長寿な木として知られています。

樹齢は、なんと1,000年以上にも。


木の高さも15mから30m程になることもあり
葉は楕円形でつややかです。



葉を切ると、樟脳という成分が含まれている為
強い香りが伝わって来ます。

この香りは、化学薬品では、真似できない自然なもので


 
たとえば
防虫効果は、虫が嫌う香りで、衣類や本などを守る事ができ
消臭効果は、不快な臭いを中和して空気を清潔にし
リラックス効果は、香りによって心身の緊張をほぐし、ストレスを軽減します。

また大楠になるまでは、生長が遅いですが、着実に大きくなることから
進歩は遅くても、堅実に成長していく学問を「楠学問」と呼びます。

また、縄文時代の楠木の幹の空洞には、祠があり
「楠神様(くすかみさま)」が祀られていたのです。

このように、楠木は、目には見えない尊い存在として
信仰されて来て、 神社の境内やその周囲の林には
楠木が多く植えられ巨樹となって人々を見守っています。

また、ほとんどが天然記念物に指定されていて
日本の自然や文化を象徴する木と言え
その香りや姿は、私たちに癒しや安らぎを与えてくれております。

夫婦杉の由来と意味

夫婦杉とは
一つの根から二本の幹が分かれた、大きな木の事を言い

神社などで、よく見られ、神様の降臨の道として尊ばれています。

夫婦杉は、仲睦まじい夫婦や家族の象徴とされ
縁結びや子孫繁栄の、ご利益があると言われています。

**夫婦杉のご利益と風習

夫婦杉の周りを手をつないで三周すると
願いが叶うという、風習があります。

パートナーや仲間と仲良く手をつないで
夫婦杉の周りを回れば、良縁成就や家内安全
子孫繁栄などの願いが、かなうと信じられているのです。

夫婦杉は、人々の幸せを願う神聖な木として、大切にされています。


**神社と杉の関係

神社には、参道などに杉が植えられている事が多いのは
神様が、天界から地上へ舞い降りる際に、まっすぐに伸びた杉の木を
伝わって、やって来るとされて、いたからです。

杉の大木は、風雪から社を守り
人々の精神を支える、柱としての役割も果たして来ました。

また、木には心を癒やす効果があるため
人にとって非常に、相性のよい自然素材なのです。

**杉の生態と利用法

幹が真っすぐに伸びる「すぐ木」からその名が由来。

杉は、根を深く張る為、土層が深く肥沃な土地で、よく成長します。

また、材質は、軽くて柔らかく
通直(まっすぐ)に育つことから加工が容易で

そのため、建築材、家具材はじめ神社の社殿や家の柱
箪笥や机、箸や櫛などに様々な形で利用されています。


**杉の環境への影響

杉は
二酸化炭素の吸収率が、とても高く
二酸化炭素の濃度を下げてくれている為

温暖化といった、気候変動を防ぐ役割を担っています。

しかし、人間にとっては「厄介なスギ花粉」が問題です。

スギ花粉は、アレルギー性鼻炎や喘息などの原因となり、
多くの人々の健康を害しています。

杉は、日本の文化や自然に深く関わっている木ですが
その価値と課題を正しく理解し、適切に利用し、保護することが大切です。

厄落とし


この縦看板には、以下のような事が、記されております。
(原文そのまま)

作法  厄落としのご案内

作法  厄落としのご案内

青梅(塾していない)は、熟せば落ちます。

丸い形をして、角が有りません !

従順の意が感じられ、人皆心(ひとみなこころ)を丸くと、願うものです。

この青梅の形をした「厄落としの玉」に

溜息(タメイキ)を閉じ込め、各コースに於いて

鬼の腹の当たり目がけてお投げなさい!

きっとあなたの心も晴れ、願い事も叶うでしょう。

慌てず、神の力を信じてお投げなさい!

今日が貴方にとって良き日になります様に!

そして、思いも掛けない良きご縁に、導かれます様に!と

飯盛神社「厄落とし」より

おみくじの由来と注意点!


「おみくじ」
日本の寺社仏閣でよく見かけ
運勢を占うために、引くことが多いですが

その起源は、以外に古く
国の祭政に関する重要な事項や



後継者を選ぶ際に、神の意志を占うために
使われていたと言われていました。

「おみくじ」の原型
平安時代に天台宗の僧・元三大師良源が創始した
「元三大師百籤(がんざんだいし・ひゃくせん)」だと言われています。



元三大師百籤
南北朝時代から室町時代の初頭あたりに、中国から入ってきた
「天竺霊籤(てんじく・れいせん)」をベースに作られたそうです。

運勢や吉凶を漢詩に詠んだもので
現在のおみくじと、ほぼ同じ様式だと言われています。

「おみくじ」の名前の由来
鎌倉時代、寺社仏閣に、参拝した一般の人々が、
金運や商売繁盛などの運勢を占うため
引くようになった事にあります。

「くじ」(籤)に尊敬の「御」
(み)をつけて「みくじ」という名詞になり
さらに「お」(御)が加えられて

現在では「御神籤(おみくじ)」
呼ばれるようになったのです。

人々は、前を向いて進むために「おみくじ」が
心の支えになっているのかも知れませんね。


おみくじを引いたら、その場で結ぶのが一般的ですが
必ずしも、そうしなければ、ならないわけでは、ありません。

結ぶ場合は、木の枝に結ぶことが多いですが
これは「木々のみなぎる生命力にあやかり
願い事が、しっかり結ばれますように」との祈りが込められています。

また、境内で結んでいく場合は、おみくじかけがある場合は
ほかの場所で、結ばないようにしましょう。

おみくじは「教訓」として、持ち歩くものだったと言われています。

そのため、その場で結ぶのは、凶に留(とど)めて
吉に転じるように、お願いする場合のみ、という見解が多く
たとえ凶であっても、自分への戒めとして、持って帰っても構わないのです。


おみくじを結ぶときの注意点

・他の木に結ぶと木が弱るので、神社所定の場所で結ぶようにしましょう。

おみくじかけがある場合は、ほかの場所に結ばないようします。

・結ぶときは、両手でしっかりと結びましょう。

おみくじを持ち帰るときの注意点

・凶でも、自分への戒めとして持ち帰って構いません。

・持ち帰る場合は、折りたたんで小さな袋などに入れて持ち歩きます。

おみくじは、日本の伝統文化の一つです。

引いたおみくじの運勢を参考に、日々の生活を充実させましょう。

絵馬の由来とマナーとは?


「絵馬」とは
神社に願い事や感謝の気持ちを書いて、奉納する木の板の事です。

「絵馬」の起源は
神様が馬に乗って、人間の世界に来ると考えられていた事にあります。

馬は、神様の乗り物であり、神様に近い存在でした。

そのため、馬を献上することで
神様に願い事を届けられると、信じられております。

しかし馬は高価で、貴重な動物であったため
やがて、馬の絵が描かれた板を奉納するようになりました。

これが「絵馬」の始まりです。

「絵馬」には、さまざまな種類があり
最近では、ハート形、動物や花、星座、キャラクターなど
様々なモチーフの物があります。


絵馬には、いくつかのマナーがあります。

・書く時には、願いを込めて丁寧に書きしょう。

・書く内容は、簡潔で明確にし、自分の名前や日付も忘れずに!
(都合が悪い方は、氏名は書かなくても。)

・書いた後は、神様に手を合わせてお祈りをします。

「絵馬」は、裏に願い事を書いて、表を見せるように飾ります。

また、他人の絵馬を読んだり、持ち帰ったりすることは避けましょう。

神様に奉納するものであり、神聖なものとして扱います。

「絵馬」は、神社の風景の一部として
美しく飾られていて、日本の魅力が詰まっていますよね!

ご朱印


限定のご朱印です。

「カッコよくて、なかなか良いでしょう」


飯盛神社へのアクセス

住所             福岡市西区飯盛神社609

電話番号           092-811-1329

無料駐車場(飯盛神社宮前)

無料駐車場(飯盛神社宮後)

無料駐車場 第二駐車場 

飯盛神社ホームページより引用

まとめ

いかかでしたか?

こんなに祭りや行事がユニークで多彩な
飯盛神社は、福岡の歴史や文化が息づく、自然豊かな場所なのです。

日本最古の「石造狛犬」や、「かゆ占い」等の
古い伝統を、今に伝えて来ました。


また「流鏑馬」や「赤ちゃんすもう」などの見どころも多く
訪れる人々を、楽しませてくれます。

「還暦の鎧着初めの儀」は、長寿を願う人々の信仰心を感じさせたりして
福岡の魅力を存分に、感じることができる、観光スポットです。

あなたも身近で、体験してみませんか?

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