飯盛神社(福岡)の伝統行事と見どころ:流鏑馬神事などの見逃せない祭りを紹介!
飯盛神社は
歴史や文化が、そして自然が融合した福岡を代表する観光スポットです。
飯盛神社の見どころ
・南北朝時代の「石造狛犬」
・農作の豊凶を占う「かゆ占」
・武士が馬に乗って、矢を射る武道の一種である「流鏑馬」
・知恵の水
・ユニーク「厄落とし」etc.
**他見どころ満載!
お時間の許す限り、お付き合い頂いたら幸いです。
- 1. 飯盛神社なんの神様?
- 1.1. 飯盛神社の本殿
- 2. 飯盛神社のユニークな祭りと伝統行事!
- 2.1. 飯盛神社の粥占って聞いたことある?
- 2.2. 飯盛神社の餅踏みってな~に?
- 2.3. 風止まつり(赤ちゃんの土俵入り?)
- 2.4. 見逃せない勇壮 流鏑馬神事の魅力!
- 2.5. 還暦の祝・鎧着初めの儀とは?
- 3. 飯盛神社の見どころ!
- 3.1. 瓦経とは?
- 3.2. 宋風狛犬は何が違うの?
- 3.3. 福岡のパワースポット「飯盛文殊堂」
- 3.4. 賢くなる?「知恵の水」
- 3.5. 良縁伝説「梛の木」とは?
- 3.6. 養老の大楠
- 3.7. 夫婦杉の由来と意味
- 3.7.1. 神社と杉の関係
- 3.7.2. 杉の生態と利用法
- 3.7.3. 杉の環境への影響
- 3.8. 厄落とし
- 3.9. おみくじの由来と注意点!
- 3.10. 絵馬の由来とマナーとは?
- 3.11. 飯盛神社ご朱印
- 4. 飯盛神社へのアクセス
- 5. まとめ
飯盛神社なんの神様?
御祭神とご利益
神名 | ご利益・役割 | 補足説明 |
---|---|---|
玉依姫命(たまよりひめのみこと) | 美しさの守護、縁結び、安産、育児、学業、長寿 | 美しさと家庭的な面を守護する女神 |
伊弉冉命(いざなみのみこと) | 子宝、安産祈願 | 多くの神々を生み落とした神、母の象徴 |
誉田別命(ほむだわけのみこと) | 国家鎮護、戦勝、弓矢の神 | 第15代応神天皇、武家の崇敬を受ける神 |
福岡市西区にある「飯盛神社」は標高382.4mの飯盛山の麓に、鎮座する神社です。
年代 | 出来事 |
---|---|
貞観元年(859年) | 飯盛神社の創建。清和天皇の勅命により、上宮・中宮・下宮が建立 |
慶安3年(1650年) | 戦火の影響により、本殿が再建される |
天明6年(1786年) | 江戸時代の中後期に大改修が行われる |
龍の彫刻が見事な「本殿」 福岡市の有形文化財
南北朝時代の「石造狛犬」 県指定有形文化財
「古文献」 市指定有形文化財
それぞれ指定されています。
飯盛神社の本殿
本殿の特徴を以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
流造(ながれづくり) | 屋根が一直線に伸びた美しい形をしている |
向拝(こうばい) | 屋根付きの階段部分に、中国の影響を受けた装飾が施されている |
水引虹梁(みずひきこうりょう) | 向拝部分の装飾のひとつ |
象鼻(ぞうび) | 向拝部分の装飾のひとつ |
本殿の彫刻 | 動植物、波、龍などが繊細に表現されている |
本蟇股(ほんかえるまた) | 四季の花や果物、鳥や獣などをモチーフにした彫刻。自然の豊かさや生命力を象徴している |
歴史的背景 | 天明六年(1786年)に建てられ、福岡や博多の大工・彫工の氏名が残され、当時の技術が分かる |
修理と保存 | 平成22・23年度に初めて本格的な修理が行われました。 |
飯盛神社のユニークな祭りと伝統行事!
飯盛神社の粥占って聞いたことある?
以下のように、時系列に沿って粥占の流れをまとめて見ました。
日付 | 粥占いの流れ |
---|---|
2月14日 夜 | 粥元(かゆもと)と呼ばれる4軒の家が、白直垂と風折烏帽子を着用し、粥炊きを開始。 大杓子(おおしゃくし)で間断なく粥をかき混ぜる。 |
2月15日 早朝 | 炊き上がった粥を神前に供える。これにより、粥占の前半部分が完了。 |
3月1日 早朝 | 粥開きが行われ、神前に供えられた粥鉢を下ろす。かびの長さや色合いでその年の豊凶を占う。 |
門外不出?
**占いの方法は秘伝で、かゆ元しか知らないそうです。**
粥占の見どころ
粥炊きは、2月14~15日にかけて行い、 粥元と呼ばれる4軒の家は世襲。
3月1日の粥開きは、神前に供えられた粥を下ろし
カビの状態によって吉凶を占う様子を見学、出来ます。
粥別に、かびの長さや色合いで
毛付・みのり・水・風、虫の状態を判定。
結果発表、粥占の結果が紙に書かれ、拝殿前に掲示。
飯盛神社の粥占は、日本の伝統文化を体感できる貴重な機会です。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
飯盛神社の餅踏みってな~に?
「餅踏み」は
満1歳の赤ちゃんが迎える大切な節目を祝う、日本の伝統行事。
赤ちゃんが餅を踏むことで「地に足をつけて、一生をしっかり歩んでいけるように」という願いが
さらに「一生を歩ききる強い足腰になりますように」という祈りも込められています。
この特別な儀式は、地域ごとに異なる風習で
わらじや草履を履かせるところもあれば、素足で餅を踏ませる地域も。
祝い歌を歌いながら踏む場面もあるなど、バラエティ豊かで、それぞれの地域の個性が光ります。
子どもの健やかな成長を願うこの行事は、家族や地域の絆を深めるとても心温まる儀式です。
ぜひ一度、その風景を思い描いて見てください。
飯盛神社では、祈願後に、神楽殿に移動して、餅踏みを行います。
- わらじを履いてお餅の周りを回る
最初に赤ちゃんがわらじを履いたまま、「あんよが、じょうず」の掛け声で
お餅の周りを右回り、左回りに回る。 - 巫女さんに草鞋を履かせてもらう
巫女さんに草鞋(ぞうり)を履かせてもらって
「ヨイショ! ヨイショ!」とかけ声をかけながら、餅踏みを行います。 - 飯盛神社での準備
飯盛神社では、お餅、草鞋、着物など
すべての必要なものが用意されており、手ぶらで参加できるのが魅力ですね。 - 餅踏みの意味
「餅踏み」は赤ちゃんの成長を祝う行事の一つで
地域によって由来が異なりますが、一般的な意味が伝えられてきました。 - 一升餅の由来
「餅踏み」に使われるのは一升分のお米から作られた丸いお餅で
「一升」と「一生」をかけて、「一生、食べ物に困らないように」という願いが。 - 丸い形の意味
餅の丸い形には「一生、丸く長生きできるように」という意味も。 - 神様との結びつき
赤ちゃんが「一升餅」を踏むことで
神様との結びつきを強めるという重要な意味を持っているのです。 - 豊作と円満を願う鏡開き
餅踏みの後には、豊作や将来の円満を願って
鏡開きが行われ、餅を切って食べる儀式が行われ - 日本の伝統的なお祝い
餅踏みは、赤ちゃんの健やかな成長と幸せな一生を願う
日本の伝統的なお祝い行事なのです。
風止まつり(赤ちゃんの土俵入り?)
風止(かざとめ)まつりの「赤ちゃんの土俵入り」は
日本の伝統的な神事で、子どもの健やかな成長と健康を願う行事です。
ねじり鉢巻と鮮やかな化粧まわしを身につけ
地元の力士に抱えられて土俵に上がります。
この神事を通じて、土の神様から健康に過ごす力を授かったり
立春から210日目は台風が多い時期とされており
「風神に負けず、元気に育ってほしい」という願いが込めら込められているのです。
飯盛神社では、毎年多くの赤ちゃんがこの神事に参加しており、笑顔あふれるひと時が繰り広げられます。
赤ちゃんの健やかな成長を願い、親子の素敵な思い出を作るこの伝統行事に、ぜひ来年は参加してみませんか?
内容 | 詳細 |
---|---|
土俵入りの時間 | 午前9時から正午まで |
受付開始時間 | 午前8時から当日受付開始 |
参加費 | 3,000円 |
貸し出し品 | ねじり鉢巻と化粧まわし |
期待される効果 | 親子の絆が深まる |
開催時期 | 毎年9月 |
開催場所 | 福岡県 飯盛神社 |
対象 | 満1歳の赤ちゃん |
見逃せない勇壮 流鏑馬神事の魅力!
「流鏑馬神事」は
400年もの歴史を持つ、日本の伝統的な行事です。
この神事では「五穀豊穣・武運長久・無病息災」を祈り
勇壮な武者が馬上から矢を放ちます。
直垂(ひたたれ)姿の射手たちが疾走する姿は見る者を圧倒。
歴史と神聖さを感じさせる瞬間です。
もともと、この射手は氏子中(うじこじゅう)で騎射(きしゃ)を生業とする
家系が代々受け継いでおり、現在でもその伝統が守られています。
**氏子中(うじこじゅう)とは
同じ氏神をまつる人々・氏子の仲間・氏子一同を指します。
この流鏑馬神事は、福岡県の飯盛神社に伝わるもので
元亀4年(1573)にまで遡る古文書にも記されており
江戸時代の地誌にもその記録が見られます。
さらに、天保9年(1838)の伝書も残されており
長い歴史と共に大切に守られてきた伝統行事です。
現代においても、この勇壮な行事は多くの人々を惹きつけ
神聖な時間を共有する場となっています。
歴史の重みと迫力を体感できる「流鏑馬神事」に
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
還暦の祝・鎧着初めの儀とは?
60歳という人生の節目を迎える男性にとって
新たなスタートを象徴するのが「還暦の祝い」です。
多くの場合、「赤いちゃんちゃんこ」を着て祝われますが
飯盛神社では、さらに武士らしい
ユニークな儀式「鎧着初めの儀」(よろいきぞめのぎ)で祝います。
古式の武家の儀式に基づき、60歳の男性が鎧を身にまとう勇ましい儀式です。
かつては、武家の男子が元服を迎える際に行われ
武士としての身分を継ぐ重要な儀式でもありました。
飯盛神社では、これを人生の再出発の象徴とし
勇ましく新たな人生を歩み出すための祝儀として行われています。
この儀式は毎年4月29日に開催され、参加者は神社から本物の鎧を借りることができます。
また、希望者は自分の鎧を持ち込むことも可能です。
鎧をまとった参加者は、神職による祝詞を受け
境内を練り歩きながら参拝者の祝福を受けます。
まさに、武士の気概を感じられる特別な儀式です。
「鎧着初めの儀」は、60歳という節目を迎えた男性にとって
人生の新たな一歩を踏み出すための象徴的な機会。
武士の精神を再び身に宿し、元気に人生の後半戦を
切り開くエネルギーを得るとも言われています。
興味のある方は、ぜひ飯盛神社の[公式サイト]で詳細をご確認ください。
飯盛神社の見どころ!
瓦経とは?
「瓦経」(かわらぎょう)とは
平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて
西日本を中心に作られた経典の一種です。
平安時代末期、釈迦の教えしか通じない末法の世がやってくると
不安が広がり弥勒菩薩(みろくぼさつ)が再来する
迦入滅後56億7000万年後まで、経文などを伝えようと
経塚(きょうづか)が作られました。
瓦経の特徴
- 平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて西日本を中心に作られた
- 方形や長方形の粘土板に経文を刻んで焼き固めたもの
- 弥勒菩薩の再来まで経文を伝えようと経塚に埋められた
- 福岡市では飯盛山出土瓦経が文化財に指定されています。
宋風狛犬は何が違うの?
「狛犬」とは
神社や寺院の入口、本殿や本堂の正面に一対で配置される獣の像で、邪気を払って神前を守る役割。
その起源は、古代インドやエジプトに遡り
守護獣としてライオンの像が置かれたことが始まり。
その後、中国や朝鮮半島を経て日本に伝わり、「高麗(こま)の犬」と呼ばれる。
狛犬は、仏教では「阿吽(あうん)の呼吸」を象徴し
人生の始まりと終わりを表しています。
特に石造の「子持ち毬取り獅子(いがどりしし)」は、中国の宋時代の影響が強く。
この獅子像は、子供を抱き毬を取る姿を描いており、「子孫繁栄や幸福」を象徴。
宋時代には、獅子の像は貴族や富裕層の象徴とされ
力強く優雅な毛並みやたてがみが精巧に表現。
このように狛犬は、文化的・歴史的な価値を持ち、今日でも貴重な遺産として大切に保存。
狛犬の歴史やその意味を知ることで、日本の伝統や信仰の深さに触れることができるでしょう。
福岡のパワースポット「飯盛文殊堂」
「文殊堂」とは
この神社には、古くから信仰されてきた文殊菩薩(もんじゅぼさつ)を祀る
知恵のスポットとして注目を集めています。
堂内には、鎌倉時代に「仏師堪幸」によって作られた「文殊菩薩騎獅像」が安置されており
1333年に製作が始まり、後に漆塗りが施されたことが像の胎内に記されております。
文殊菩薩は智慧の仏として知られており
この文殊堂を参拝することで、知恵や学問の向上のご利益があると。
「飯盛文殊堂」は、かつて鎌倉時代に真言律宗の中心として栄えた神宮寺・真教院の跡地に。
戦乱で焼失したものの、唯一文殊堂だけが残され、現在は飯盛神社の境内にその姿を見ることができます。
知恵を授かりたい方や学問成就を願う方にとって、ぜひ訪れてみるべき場所です。
賢くなる?「知恵の水」
「文殊堂」の横には、受験生や学生などが、水を汲みに訪れる
「知恵の水」が湧き出ており、これ水を飲むと
知恵や学問の向上の、ご利益があると言われています。
飯盛文殊堂は、知恵のパワースポットとして
多くの人々に親しまれている、場所なのです。
良縁伝説「梛の木」とは?
中央にある植物が「梛(なぎ)」の葉
本殿、横に樹齢350年の「梛」の御神木。
葉を持ち帰ると良縁が得られるとの言い伝えが・・・。
古来より、神が宿る縁起の良い植物として、大切にされて来ました。
その理由は梛の葉は、裂けにくいことから
「縁が切れない」また幸せを招くアイテム
「邪気払い」のお守りとして、近年注目を浴びています。
養老の大楠
「大楠」は、日本の広葉樹の中でも最も巨大で長寿な木として知られています。
樹齢は、なんと1,000年以上にも。
木の高さも15mから30m程になることもあり、葉は楕円形でつややかです。
葉を切ると、樟脳という成分が含まれている為、強い香りが伝わって来ます。
この香りは、化学薬品では、真似できない自然なもので。
たとえば
防虫効果は、虫が嫌う香りで、衣類や本などを守り
消臭効果は、不快な臭いを中和して空気を清潔に。
リラックス効果は、香りによって心身の緊張をほぐし、ストレスを軽減します。
また大楠になるまでは、生長が遅いですが、着実に大きくなることから
進歩は遅くても、堅実に成長していく学問を「楠学問」と呼びます。
また、縄文時代の楠木の幹の空洞には、祠があり
「楠神様(くすかみさま)」が祀られていたのです。
このように、楠木には、目には見えない尊い存在として信仰されて来て
神社の境内やその周囲の林には、楠木が多く植えられ巨樹となって人々を見守っています。
また、ほとんどが天然記念物に指定されていて、日本の自然や文化を象徴する木と言え
その香りや姿は、私たちに癒しや安らぎを与えてくれております。
夫婦杉の由来と意味
「夫婦杉」とは
一つの根から二本の幹が分かれた、大きな木の事を言い
神社などで、よく見られ、神様の降臨の道として尊ばれているのです。
夫婦杉は、仲睦まじい夫婦や家族の象徴とされ
縁結びや子孫繁栄の、ご利益があると言われています。
夫婦杉は、人々の幸せを願う神聖な木として、大切にされています。
神社と杉の関係
神社には、参道などに杉が植えられている事が多いのは
神様が、天界から地上へ舞い降りる際に、まっすぐに伸びた杉の木を
伝わって、やって来るとされて、いたからです。
杉の大木は、風雪から社を守り、人々の精神を支える、柱としての役割も果たしています。
また、木には心を癒やす効果があるため人にとって非常に、相性のよい自然素材なのです。
杉の生態と利用法
幹が真っすぐに伸びる「すぐ木」からその名が由来。
杉は、根を深く張る為、土層が深く肥沃な土地で、よく成長します。
また、材質は、軽くて柔らかく、通直(まっすぐ)に育つことから加工が容易で
建築材、家具材はじめ神社の社殿や家の柱箪笥や机、箸や櫛などに様々な形で利用。
杉の環境への影響
杉は
二酸化炭素の吸収率が、とても高く、二酸化炭素の濃度を下げてくれている為
温暖化といった、気候変動を防ぐ役割を担っています。
しかし、人間にとっては「厄介なスギ花粉」が問題です。
スギ花粉は、アレルギー性鼻炎や喘息などの原因となり
多くの人々の健康を害しています。
杉は、日本の文化や自然に深く関わっている木ですが
その価値と課題を正しく理解し、適切に利用し、保護することが大切です。
厄落とし
この縦看板には、以下のような事が、記されております。
(原文そのまま)
作法 厄落としのご案内
作法 厄落としのご案内
青梅(塾していない)は、熟せば落ちます。
丸い形をして、角が有りません !
従順の意が感じられ、人皆心(ひとみなこころ)を丸くと、願うものです。
この青梅の形をした「厄落としの玉」に
溜息(タメイキ)を閉じ込め、各コースに於いて
鬼の腹の当たり目がけてお投げなさい!
きっとあなたの心も晴れ、願い事も叶うでしょう。
慌てず、神の力を信じてお投げなさい!
今日が貴方にとって良き日になります様に!
そして、思いも掛けない良きご縁に、導かれます様に!と
飯盛神社「厄落とし」より
おみくじの由来と注意点!
「おみくじ」は
日本の寺社仏閣でよく見かけ、運勢を占うために、引くことが多いですが
その起源は、以外に古く国の祭政に関する重要な事項や
後継者を選ぶ際に、神の意志を占うために使われていました。
「おみくじ」の原型は
平安時代に天台宗の僧・元三大師良源が創始した
「元三大師百籤(がんざんだいし・ひゃくせん)」と言われています。
元三大師百籤は
南北朝時代から室町時代の初頭あたりに、中国から入ってきた
「天竺霊籤(てんじく・れいせん)」をベースに作られ
運勢や吉凶を漢詩に詠んだもので、現在のおみくじと、ほぼ同じ様式。
「おみくじ」の名前の由来は
鎌倉時代、寺社仏閣に、参拝した一般の人々が、金運や商売繁盛などの
運勢を占うため、引くようになったそうです。
「くじ」(籤)に尊敬の「御」(み)をつけて「みくじ」という名詞になり
さらに「お」(御)が加えられて、現在では「御神籤(おみくじ)」と呼ばれるように。
人々は、前を向いて進むために「おみくじ」が、心の支えになっているのかも知れませんね。
おみくじを引いたら、その場で結ぶのが一般的ですが
必ずしも、そうしなければ、ならないわけでは、ありません。
結ぶ場合は、木の枝に結ぶことが多いですが
「木々のみなぎる生命力にあやかり願い事が、しっかり結ばれますように」との
祈りが込められています。
また、境内で結んでいく場合は、おみくじかけがある場合は
ほかの場所で、結ばないようにしましょう。
おみくじは「教訓」として、持ち歩くものだったと言われています。
そのため、その場で結ぶのは、凶に留(とど)めて
吉に転じるように、お願いする場合のみ、という見解が多く
たとえ凶であっても、自分への戒めとして、持って帰っても構わないのです。
おみくじを結ぶときの注意点は
・他の木に結ぶと木が弱るので、神社所定の場所で結ぶようにしましょう。
・おみくじかけがある場合は、ほかの場所に結ばないようします。
・結ぶときは、両手でしっかりと結びましょう。
おみくじを持ち帰るときの注意点
・凶でも、自分への戒めとして持ち帰って構いません。
・持ち帰る場合は、折りたたんで小さな袋などに入れて持ち歩きます。
おみくじは、日本の伝統文化の一つです。
引いたおみくじの運勢を参考に、日々の生活を充実させましょう。
絵馬の由来とマナーとは?
「絵馬」とは
神社に願い事や感謝の気持ちを書いて、奉納する木の板の事です。
「絵馬」の起源は
神様が馬に乗って、人間の世界に来ると考えられていた事にあります。
馬は、神様の乗り物であり、神様に近い存在でした。
そのため、馬を献上することで
神様に願い事を届けられると、信じられております。
しかし馬は高価で、貴重な動物であったため
やがて、馬の絵が描かれた板を奉納するようになりました。
これが「絵馬」の始まりです。
「絵馬」には、さまざまな種類があり
最近では、ハート形、動物や花、星座、キャラクターなど
様々なモチーフの物があります。
絵馬には、いくつかのマナーがあります。
・書く時には、願いを込めて丁寧に書きしょう。
・書く内容は、簡潔で明確にし、自分の名前や日付も忘れずに!
(都合が悪い方は、氏名は書かなくても。)
・書いた後は、神様に手を合わせてお祈りをします。
「絵馬」は、裏に願い事を書いて、表を見せるように飾ります。
また、他人の絵馬を読んだり、持ち帰ったりすることは避けましょう。
神様に奉納するものであり、神聖なものとして扱います。
「絵馬」は、神社の風景の一部として
美しく飾られていて、日本の魅力が詰まっていますよね!
飯盛神社ご朱印
限定のご朱印です。
「カッコよくて、なかなか良いでしょう」
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飯盛神社へのアクセス
住所 福岡市西区飯盛神社609
電話番号 092-811-1329無料駐車場(飯盛神社宮前)
無料駐車場(飯盛神社宮後)
無料駐車場 第二駐車場
飯盛神社ホームページより引用
まとめ
いかかでしたか?
こんなに祭りや行事がユニークで多彩な
飯盛神社は、福岡の歴史や文化が息づく、自然豊かな場所なのです。
日本最古の「石造狛犬」や、「かゆ占い」等の古い伝統を、今に伝えて来ました。
また「流鏑馬」や「赤ちゃんすもう」などの見どころも多く
訪れる人々を、楽しませてくれます。
「還暦の鎧着初めの儀」は、長寿を願う人々の信仰心を感じさせたりして
福岡の魅力を存分に、感じることができる、観光スポットです。
あなたも身近で、体験してみませんか?
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